「離婚約」というタイトルが気になり、読んでみました。

お笑いのインスタントジョンソンのじゃいさんがある日突然奥さんから

「四年後に離婚する」

と告げられたことを「離婚約」とブログネタとして書いたところ、反響がとても大きかったことから、それについてまとめた本です。

奥さんはじゃいさんのことを「顔を見ても大丈夫なくらい嫌い」(顔を見るのもイヤ、ってほどではないが嫌い?)だそうで、今すぐではないけれど、子供が就学する4年後にはとにかく離婚したいし、別の人と再婚したいという宣言をしています。

こんなことを言われたじゃいさんのほうは、できれば離婚したくはないけれど、まあ仕方ないという感じで淡々としています。

これから四年間は今まで通りの家庭生活を送るようですが、じゃいさんとしては、離婚は回避したいので奥さんの気が変わるよう努力していくけれど「まあ、できる範囲で」という感じでそれほど必死そうでもありません。

最初は「こんな穏やかで稼ぎもいい旦那さん、どうして別れたいんだろうなあ・・じゃいさん、かわいそうかも」と思うのですが、読み進むうち「ああ、これは確かにイラつくかもなあ」という感情に変わっていきました。

まあ、どっちもどっち・・・という読後感。

多分、多くの人がそう感じるような気がします。

 

この「離婚約」について、ブログが話題になった当時は「信じられない!」という意見も「私も離婚約したい!」という声もあり、賛否両論だったそうです。

離婚約・・・確かに、「結婚を前提としたお付き合い」ならぬ「離婚を前提とした結婚生活」を送れるとすれば、離婚したい側はそのあとの生活にずいぶんストレスが少なくなりますよね。

婚前契約するカップルもいるようなアメリカならまだしも、これを言われてじゃいさんのように冷静に受け止められる人ってどのぐらいいるのかな

配偶者控除も廃止しようとする動きが大きくなりつつあるし、夫婦のありかたも変わっていくんでしょうか。

 

一つ、この本を読んで「ああ、そうか!」と思ったことがありました。

「日本の夫婦の三組に一組は離婚している」ということを聞くたびに「・・・・そうかね?」と思っていた私。

だって実感として、まわりの人たち、そこまでたくさんは離婚していませんよね?

このことについて、「離婚約」にちゃんと書いてありました。

ただし、調べてみると、実はこれには数字のトリックがあって、この三組に一組というのは、その年に結婚した夫婦の数に対して、その年に離婚した夫婦の数で割り出した数字。

つまり離婚した夫婦には、「ずっと前に結婚してその年に別れた夫婦」も入っているのに、分母になるほうには「今年結婚した夫婦」しか入っていない。

結婚している全夫婦に対しての離婚した全夫婦ではないということだ。

たとえば「2017年に結婚した夫婦限定の数」に対しての「2017年に離婚した全夫婦の数」だから、必然的に離婚した夫婦の割合がかなり多くなるというわけ。

〜「離婚約」より引用 〜

そうだったのか・・・!

ここ数年の疑問が晴れました。

三組に一組というのは、離婚の話題をよりセンセーショナルにするために、こんな分母と分子はおかしいって承知で作った数字なんだろうな・・・