ご飯を炊くには、最低三十分の浸水時間が必要です。
冬は前の日に米を洗っておいてもいいけど、夏にそれをすると、うちのものすごく暑い台所では水が腐ってしまいます。
ので、今までは夏の間だけ米とぎと浸水時間のためにのみ40分の早起きをしていました。
この時間が辛い。
夜も仕事をしている日があるので、たった40分なんだけど、辛い。この時間なんとかならないものか…。
無洗米にしたところで、洗う時間の数分しか変わらないし。
冷凍ご飯をチンしたのは好きじゃない。
そこでたどり着いたのが洗い米でした。
土井善晴先生が提案する「洗い米」
土井善晴先生のおすすめしている「洗い米(あらいごめ)」とは、平たく言えば
「お米は洗った時についた水分だけ吸水すれば十分なので、水につけておく必要はない。
洗ったらざるにあげて30分おいたもののほうが清潔でおいしい」
ということです。
その理由も方法もすべてをキチンと知りたい方はこちら↓
動画全部見るのがめんどくさい、方法だけ知りたいという人は4:11あたりから始まるのでそこからどうぞ。
洗い米・おすすめの理由とやりかた
いいから早く教えろという人のために、内容と方法をまとめるとこんな感じです。
洗い米をおすすめするワケ
- 米は乾物。吸水をさせてから調理する必要がある
- 米を洗って浸水させているとその間に雑菌がどんどんわく
- 前夜から浸水させようものなら、雑菌の量は押して計るべし
- 洗い米にすれば雑菌の繁殖を抑えるだけでなく、味も劇的によくなる
- 吸水する水は、米を洗った時についた水で十分
洗い米の方法
洗い米はザルで洗って良いそうです。
- ボウルで受けたザルに米をいれる
- 最初の水を一気にザルに入れ、ざっとかき混ぜたら水を捨てて、水分を切る
- そのあとザルの中で米をとぐ。触る感触が変わるまで
- 二回目以降は水を入れながらかきまぜる
- 水を捨てて切る
- 4と5を何回かくりかえし、完全に水が濁らなくなるまで洗う
- 米の水気をよく切って、残った水が真ん中に溜まって下に落ちるよう、ザルの中の米の真ん中をあける
- 30分おく
- 吸水によって膨らんだ米の分量を測り、同量の水で炊く
(十分に吸水されているので早炊きでよい)
細かく書いたので手順が多いですが、要するに「ザルでよく洗って水を切っておく」ということ。
土井先生いわく、
「完全に洗ってしまうと栄養がなくなると言われるかもしれませんが、このほうがおいしいし、米から栄養をとるって時代でもないですしね」
そうですね、完全に精白しているお米にはもう栄養はほとんどないし、おいしいほうのメリットをとりたいかも。
メリットだらけ!洗い米
わたし的にここが大事なんですが、
この洗い米はビニール袋に入れて冷蔵庫保存すれば二日持つそうです。
そう、ここが朝の30分早起きの解決に役立ったんです。
私はちょっとアレンジして、このようにしています。
前夜に洗い米を作る
↓
袋はもったいないので密閉容器に入れて冷蔵庫
↓
朝起きたら米をザバッと炊飯器に入れて、米の量の目盛りまで水を入れて早炊き
土井先生は吸水後の米を測り、水も同量だけ測って入れていましたが、そこまでしなくても炊飯器の目盛り分でできたご飯で私は問題ないです。
これで早起きしなくていい・・。
何と言っても、洗い米のほうが真っ白ピカピカで劇的に美味しくなる!!
もう、夏だけでなく一年中洗い米にすると決めました。
冷蔵庫で二日持つので、
「きょうはやっぱりパン食べよ!」
という時は夕食や翌朝に持ち越せるのも素晴らしいではありませんか・・・!
私は不精なので以前からときどき米をザルで洗っては同居の母に怒られていましたが、この動画を見せてから何も言われなくなったのでその点も助かってます[wp-svg-icons icon=”cool” wrap=”i”]
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