塾で指導している私の、ケンカにならずに自分の子供に勉強を教えるコツ

自分の子に勉強を教えようとして、ケンカになってしまうことって良くありますよね。

でも、学習塾は高いから、できることなら自分で教えたい・・・。

 

私はここ三年ほどパートタイムで、学習塾で子供に勉強を教えています。

こちらで得たノウハウで自分の子供に勉強を教えたところ、以前のようにケンカにならず教えることができています。

「家で学力をつけさせたいので、私が頑張って教えてみよう」

という方は試してみてください。

始める時は指示ではなく、選ばせる

「〜しなさい」「〜して」「やりなさい」

という指示や命令の言葉は、子供でもあまりいい気持ちはしません。

「きょうは漢字と計算、どっちからやる?」

というように、”やることを前提”で子供に選んでもらう形にすると素直に従いやすくなります。

”やることを前提”で物事を人にすすめるのはセールスのテクニックにもあるやり方で、さりげなく使えば、生活の他の場面でも役立ちます。

解き方→問題、という形式の教材を使う

親が子供に勉強を教える時に使用したいのは

『まず最初に解き方例が載っていて、それから問題』『解答が別冊』というタイプの問題集。

最初の解き方例を読ませてから、問題を解かせるという流れです。

親も解き方例を子供に読ませる前に読んでおくことで、親もその勉強を理解して教えられますし、また、「親の時代と解き方が違う」ということで教えられない、ということが少なくなります。

くもん式のドリルがこの条件にあっています。

くもん式勉強法は文章での解説が最低限で、解き方例をまねして解けばわかるようになっているのが特徴です。

 

一問ずつ採点する

子供に問題を解かせて、親が採点をして、たくさんバツのついた問題用紙を見てムッとして・・やり直してもまたバツでお互いにイライラして喧嘩。

・・・こういうパターンに陥らないための一つの方法として、子供が問題を解くのを横で見ていて、正解なら即マルをしていくというやり方があります。

親は別冊の解答を見ながら、子供が解くそばから即座にマルをつけていくのです。

間違っていたら

「あれ?これは・・」

と即座に指摘して、すぐその問題をやり直させます。

 

*テストではないので、子供の理解度を点数ではかる必要はありません。

家での学習の目的は学校の勉強を補ったり、力をさらにつけていくことなので、どのぐらいできるのかを把握しなくても良いからです。

 

この方法だと用紙にたくさんバツがついてくる決まり悪さや、まとめて誤りを直すという作業がないため、子供がイライラしにくいんです。

また、お母さんがすぐ横で見ていてすぐに判定をくれるので気持ちが他にそれにくくなり、集中力の切れやすい子にはとても向いている方法です。

答えが間違っていても、部分的に正解だったり、途中から間違っている時は、

「ここは合っているよ」
「式のここまではいいね」

などと、なるべくポジティブな言葉で声をかけます。

簡潔にヒントを言う

何回かやってみても子供が理解できない時はヒントを出しますが、このときダラダラと語らないようにします。

ついつい、

「掛け算というのはね・・・」

などと根本から話したくなってしまいますが、子供はそういう話はほとんど聞いていませんよね[wp-svg-icons icon=”grin” wrap=”i”]

「ええとね、ここは3X5=15でしょ、だから?」

「ほら、この漢字にはほかに読み方があるでしょ」

のように、ストレートに短くヒントを出します。

答えを言ってもいい

ヒントを出しても答えがわからない時は長々と頑張らせることはしません。

3回頑張ってみてダメなら、親が答えを言ってしまってそれを書かせるだけでも、やらないよりはずっと力がつきます。

なかなか進めない苦手な部分は後日また同じところをやらせるか、二段階ぐらい易しいところに戻るかして反復していくようにしていけば、時間はかかりますがいずれできるようになります。

早く終わったからと追加しない

予定よりも早く終わったからといって、

「もう少しやろっか!」

学習を追加するのは絶対にNGです。

「頑張って早くやると増やされるから」

という思考に子供がなってしまうので逆効果。

予定量が済んだら、

「終わり!やった!早いね」

と褒めてさっさと片付けることで、子供は次回も早く終わらせるように頑張ります。

「成長したね」と実感させる

偏差値の低い高校生を東大に合格させるテーマのマンガ「ドラゴン桜」で、子供を伸ばす魔法の言葉として

「成長したね」

という言葉が効き目があるというのを読みました。

自分が言われた状況を想像すると、その気持ちはよくわかります。

私の次女は中学に入ってから数学のプラスとマイナスの計算がとても苦手だったため、私はドリルのそのページを何枚もコピーして反復させました。

何回やっても同じところを間違えるのには内心私も参りましたが、やがて少しずつミスがなくなり、コピーが何十枚になったところで間違わないようになりました。

「大変だったけど、伸びたよねぇ、数学」

と心から声をかけたところ、本人も実感したらしく、その後の数学の勉強も素直に取り組んでいます。

百ます計算は筋トレ

百ます計算には賛否両論ありますが、私は百ます計算を頑張るのはとてもとても良いことだと子供たちを見ていて思います。

簡単な足し算引き算を「計算する」のではなく「答えを覚えている」ぐらいのレベルに早い時期から持っていくことは、今後算数・数学をやっていくうえでずっと有利。

計算力があるということは、細かい計算にエネルギーや時間をとられない分、式のたて方に集中できるからです。

これは、肉体労働をするにあたって、普段から体を鍛えて筋肉のついている人の方が作業の効率がよく疲れも少ないことと似ています。

「百ます計算は同じ問題ばかりやるのでじゅうぶん」と考案者の蔭山先生もおっしゃっているので、わざわざドリルを買わなくてもインターネットにある百ますをコピーすればお金もかかりません。

要は地道にコツコツと筋肉をつけること。

これは、他の教科にも言えることです。

完璧は無理と知る

「どうしてもっと丁寧にやらないの」

「どうして見直しをしないの」

と大人は思いがちですが、自分が子供の頃のことを考えてみると、やはり同じようにしていましたよね。

丁寧にやらないこと、ケアレスミスがもったいないというのをいくら口で言ってもわからないのが子供。

あまり押し付けると勉強が嫌いになってしまいます。

だからといって、言うことが無駄というわけではありません。

「途中の式をちゃんと書こうね」

「読みやすい字で書かないと損だからね」

淡々と繰り返し語りかければ、少しずつ子供の心に浸透していきます。

大変だけど、良いことも

子供に勉強を教えるのはなかなか根気のいることですが、知らなかった子供の一面を知ることができたり、共通の話題が増えていくというメリットも。

前は高校生の長女とよく勉強していたことは、いまではとてもいい思い出です。

ただ、いずれは成長するにつれて学習内容が難しくなり、親が教えることができなくなってきます。

それでも、「解説を読む→問題を解く→解答を読む」の勉強のしかたが身についてくれば、あとは一人でできるようになります。

 

2 COMMENTS

hina

はじめまして。
みんな頑張っているのだと元気が出ました。
少しずつ読ませていただきます。
少し気になってコメントを残します。
5mの針金4本の計算式は5×4となります。
掛け算は1あたり×いくつ分だからです。
細かくて失礼しました。

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Helen

hinaさま

コメントありがとうございます。
ご指摘もありがとうございます。

答えの方にa-20=bとだけあったので、私がきちんと見ていなかったようです^^;
細かいとかとんでもない!
私もよく企業のサイトに間違いがあると問い合わせに送っています。
むしろ、また見つかりましたら教えてくださいね・・。

私こそ、hinaさんのコメントを読んで嬉しくて朝から元気が出ました!

へれん

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