「睡眠4時間」「献立一週間分」?人と比べるバカバカしさ

「人と自分を比べることが不幸のはじまり」といった人がいましたが、まさにその通りだと思います。

雑誌もインターネットも「デキるワーキングマザー」「しっかりもの主婦」を見せつけて私たちの心をぐらつかせますが、あれは一体何をあおっているのでしょう?

人はみんな置かれている状況も才能も好みも体力もバラバラなのに。

毎朝4時に起きる、オンもオフも充実のワーママ

よく、雑誌にこういう記事ありますよね[wp-svg-icons icon=”point-down” wrap=”i”][wp-svg-icons icon=”point-down” wrap=”i”]


「仕事も育児も充実!なワーキングマザー・Mさんの一日」

4:00 起床。英会話のCDを聞きながら、きょう一日分の家族の食事を作る。掃除・洗濯・アイロンがけなど済ませる

6:30 家族を起こし、一緒に朝食をとる

7:30 出勤。通勤電車の中で仕事のメールチェックや資格の勉強

8:30 オフィスに到着。いつも余裕をもって着くようにしている

9:00〜18:00 仕事

19:30 帰宅後すぐに家族と夕食をとりながら会話を楽しむ。食事は朝のうちに準備してあるのでラクラク

21:00 子供を寝かせつける

21:30 片付け

22:00 ゆっくりと入浴のあと、スキンケア

23:00 夫と夫婦の会話をしたり、テレビを見ながらストレッチとヨガ

24:30 就寝

「休日はゆっくり7時起き。友人とランチだったり家族とアウトドアだったり、いつも動き回っています。」


かつては、私もこういう記事を見ては

「私もこんな、オンもオフも充実した素敵ママになりたい!」

と思い、真似をしようとしましたが…三日もできませんでした。

私には、朝のうちに三食作ることも、ほんのスキマ時間にも勉強を詰め込むことも、子供の寝かしつけから生還することも、少しでも早く寝たいのにストレッチだのヨガだのすることも、全部ムリでした。

なかでも一番ムリだったのは、この睡眠時間。

睡眠時間が短いとミスは連発するし、集中できないし、イライラするし・・・。

 

食費一ヶ月二万円でローンを完済した主婦

どれだけ食費が安く抑えられるかがテーマの記事もよくありますよね。

よくあるラインが「家族四人で二万円or三万円」あたりでしょうか。

「お友達の家に行くときはラッピングした手作りお菓子を手土産に♫」とか、

「野菜の皮を利用してもう一品☆」

「財布には千円だけ入れていく!」

とか、ああいうヤツですね。

 

私にはできませんでした・・料理のバリエーションが少ない私にとって、こういう毎日は食べることが楽しくないんです。

けれど、結婚した当初はわたしも今よりずっとマジメで素直だったので、

「どうして私はこの奥さんみたいにしっかりと家計管理できないんだろう・・」

と悩んだものです。

それにしても、どうしてこういう記事って食費ばかりにそこまでこだわるんでしょうね?

一週間分の献立計画で時短を実現するシングルマザー

「一週間分の献立を立てる習慣をつければ、買い物に行く時間や献立を考える時間を短縮でき、出費の無駄もなくなります」

というのも昔からあります。

スゴい人だと「一ヶ月分の献立を立てている」という記事も読んだことがありました。

私も一回だけやってみたことがあります。

無理です。

二日後にロールキャベツにするつもりで買っておいたキャベツを子供が「お腹すいた」と騒ぐのでお好み焼きにして食べてしまったり、肉じゃがのつもりだったけどどうしても焼肉の気分になってしまったり、材料はあってもとにかく作りたくなくてお寿司買ってきたり。

こういうやり方を提唱している方は

「予定が変わったら他の日の献立と取り替えればいいんです」

と言っていますけど、そんなことしたらモヤシは腐っちゃうし、ナスの種は黒くなってくるし、もはやヤル気はなくなります。

「人から決められたことがイヤなだけでなく、自分で決めたこともイヤって、私ってやつは・・」と思いましたが、やっぱり無理でした。

それって本当にいいこと?私にとっても?

「どぉ、この方賢いでしょ?えらいでしょ?あなたはできないの?」というマスコミの記事の意図にあおられる必要なんかありません。

例えば睡眠不足は、体にあらゆるダメージを与えることが科学的に証明されています。

一晩の睡眠時間が5時間以下になると、すべての死因を合計した死亡率は15%上昇する。

1週間の睡眠時間を1時間減らすだけでも(多くの人がためらいもなくしていることだ)、心臓発作のリスクが高まる可能性があるという。

また、睡眠覚醒サイクルの制御ホルモンであるメラトニンの不足は、乳がん・卵巣がん・前立腺がんのリスク上昇との関連性が見いだされている。

8時間眠った後に皮膚の撮影と分析を行い、次に5日間連続で6時間睡眠にして、結果を比較するというものだ。すると、しわは45%、しみは13%、赤みは8%増加していた。睡眠不足は特殊メイクのようなものといえるだろう。

引用:日経スタイル「睡眠不足」悪事の数々 免疫低下、無力感、体重増も」

 

「家事や育児を完璧にこなすより、いろいろテキトーでもいいから健康のほうが大事」な私は、毎日七時間寝ています。

いろいろ試した結果、それが私にとっていちばんちょうどいいみたいです。

家族が楽しく過ごすために、私がしっかり体を休める時間は必要だと思っています。

 

高級なものは食べられなくてもいいけれど、「新しいものを食べる」「今日食べたいものを食べる」ということも私にとっては大事なことです。

「今日は寒いからシチュー」

「朝もぎの野菜買ったからすぐ食べよう」

「うわー太くておいしそうなサンマ!」

と、その日その日の気分で食べたいものもあるし、おいしそうなものを見つけたらすぐにそれを食べたいです。

いくらあとでラクになるとわかっていても「ゆでて小分けしたほうれん草をホームフリージング」「買ってきた肉を小分け冷凍」「まとめて炊いたご飯を一杯分ずつラップして冷凍したもの」はおいしいと思えないので、余った時ぐらいにしかやりません。

節約のワザもそうです。

野菜の皮は農薬が気になるし、出先で何があるかわからないのに財布に千円だけ入れていくのには私は抵抗があります。

(それに、ああいう記事に出てくる人ってよく読むと「お米は実家から送ってきます」「野菜はおじいちゃんが作っています」とか多いですよね。)

 

けれど、毎日充実していてアドレナリン全開で寝る時間すら惜しい人もいれば、節約や時短に楽しみを感じている人もいます。

それはそれで素敵だと素直に思うし、その人たちはそれでいいと思います。

人は置かれた状況も興味もできることも体力も欲しいものも好きなことも、本当にそれぞれですよね。

それなのに、誰かと自分を比べて落ち込むことなんてないんです。

煽りは誰得か

不安や劣等感をあおることで利益を得ようというもくろみは至るところで見られます。

「老後には三千万円必要!」という記事の中に「中国人は資産をダイヤに換えて守っている」という内容があるなと思ったら、記事の次のページの広告がダイヤモンド投資だったので笑ってしまったこともあります。

あなたが読んでいた、無理な時短だの節約だのあおっている記事の近くには、便利な家電の広告がありませんでしたか?

 

これからも、ほかのデキるママさんたちのことは情報としてありがたくいただきつつ、私は私が元気で心地よくいられるという基準で生活スタイルを決めていこうと思います。

2 COMMENTS

匿名

『「どぉ、この方賢いでしょ?えらいでしょ?あなたはできないの?」というマスコミの記事の意図にあおられる必要なんかありません。』

マスコミの記事にこういう意図はないと思いますよ・・・。考えすぎでは?

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Helen

匿名さま
コメントありがとうございます。
そうですね、私もたいがい被害妄想というか劣等感が強いので、考えすぎもあるかも(苦笑)
ただ、こうした記事が「他の人はみんなどうしてるんだろう」「自分とくらべて他はどうなんだろう」と知りたい人のために書かれていて、そういう人の気を引くために極端な例を出しているのが気になって。
もしかしたら、以前の私のように勝手に人とくらべてはがっかりしている人もいるかもしれないと思い、「気にすることないですよ」と言いたくて書いてみた記事です。

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